染めQでできるペイント
今回は染めQを使ってバッグをリペイントしていきます。
このかばんはオーストリッチです。ダチョウの革ですね。
こんなシミが付いてしまい何とかならないかと相談受けました
使い勝手がよく、お気に入りとのことなので何とかリペイントで綺麗にできるようします。
もくじ
今回の作業手順
- かばんの素材オーストリッチは染めQに対応しているのか?
- かばんの掃除
- 下地の前にミッチャクロン(更に吸着力を上げるために)
- 下地ペイント(変色部分をしっかり均等にペイント)
- 指定カラーペイント
- 上塗りクリアー
- 完成
こんな感じの手順で作業進めます。
染めQとは?
染めQとは・・・
ナノ単位の粒子が素材の表面に密着し、まるで染めたかのような仕上がりに。その密着力は、引っ張っても、ねじっても、割れたり剥がれたりすることはありません。
超速乾で作業性も抜群。革製品のカラーチェンジにも、古く色あせたものの補修にも最適です。
乾燥も速く作業もしやすい
これはオーストリッチの素材で作られたバッグ。染めQに対応しているのか?.
革のリペイントといえば染めQだったので、染めQでペイントするに当たって
この素材のオーストリッチにペイントしても問題ないのか調べました。
染めQは合皮、牛革などには対応していますが、爬虫類革には対応していませんでした。
オーストリッチはとくに表記もなかったのでペイントを進めます。
その他には
撥水、防水加工等、特殊加工している素材や、油分が除去できないものも使えないようです。
塗装前に塗装するところの掃除
何でも塗装する前には、ごみ、油分などをできるだけ綺麗にとって掃除しておきます。
油分(手の油)も残ってると塗料が密着しにくくなる原因にもなるので染めQでも同じです。
綺麗にしたらなるべく触らないようにしましょう。
型崩れ防止と塗りやすさのために、中に新聞詰めます。
下地の前にミッチャクロン(更に吸着力を上げるために)
ミッチャクロンは金属やプラスチックなどツルツルした素材で、密着しにくいものに塗るものでもありますが、今回は使います。
塗装と対象物(今回はバッグ)とのペイントするときの距離感。
吹き付けるときは15cm~20cmぐらい開けましょう。
大体手を大きく開いて親指→小指ぐらいの距離感より離してもらえればでOKです。
下地ペイント(変色部分をしっかり均等にペイント)
こんな状態なので、まずは下地を均等に色をつけるためにベースコートを塗っていきます。
染めQ専用のベースコートです。
好きな色へのリペイント
今回はエスプレッソブラウンでペイントします