今回は私の愛車(15年)乗っているワゴンR.RRをハケでペイントしていく過程を解説いたします。
もくじ
今回選んだ塗料は
タカラ塗料さん→http://brush-carpaint.com/の
ミルクティーベージュの水性を使いました。
以前にネットのどこかでハケペイントを見たことがあり、車も劣化してきたのと最後に塗ってやろうと思い探しているとここのサイトが見つかりました。
この色に決めたのはタカラ塗料のサイト左側に実際に車に塗られているぺイント例を参考に見てコレ!!ってなったのがミルクティーベージュでした。
気になる方はタカラ塗料から見て見てください。色んな車ペイント例あるのでみるだけでも楽しいですよ
ハケペイントで悩むところ
それはやったことが無い素人でも塗れるのかですよね。
DIY好きなら是非チャレンジして欲しい。簡単と言っても作業工程は簡単。楽ではない
車も新しく綺麗になって、目立って達成感は本当にすばらしい。
もし本当にあまりDIYとか得意じゃなかったら余計におすすめしたい。
得意じゃない人が検索して、ここを見てくれてるってことはやってみたいって少しは思ってくれてるんじゃないかなって
色変えたって言う達成感と他の人はなかなかしない体験ができたことはいいことだと思う
もしペイントに不安なら、その不安をなくせるようにこのブログを書けたらなと思います。
車をハケで塗ろうと決めた→次の問題
そうそれは、水性なのか、油性なのかどっちで塗ったらいいんやーって迷ってしまいます
私も迷いました。
ここでつまずいてしまうと、やろうとしていたのにまた今度でいいやとなってしまいやらなくなってしまうかもしれません。熱がなくなるかも
いかに迷いなくサクッと決めて始められるかですよね。
塗料選びを簡単にサクッと解説します
しっかり読みたい人は→塗料の種類の選び方
ここの塗料には油性のラッカー、ウレタンと水性があります。
それぞれのメリットとデメリット
ラッカー | 特徴 | 1液タイプの速乾塗料 |
---|---|---|
メリット | 1液で使いやすい・乾燥が速い走行可能まで1時間
・安い・扱いやすい・ガソリンに強め・手軽に塗装できる |
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デメリット | 湿度が高いと白くぼける・ハケで塗りにくい・
ウレタンより太陽光に対する対性弱い→劣化が早い 天井、ボンネットで1年ぐらいで劣化する 溶剤で臭いもする。シンナーも必要 |
ウレタン | 特徴 | 2液タイプの自動車主流の塗料 |
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メリット | 2液で硬化剤と混ぜるためにガソリンにも強い
ラッカーに比べて長持ちする2~3年 乾燥が速い・耐候性 |
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デメリット | 一度混ぜてしまうと使い切らないといけない(8時間以内)
湿度の高いときは白くぼやける(ラッカーと同じ) 乾燥時間に影響するので、季節にあったシンナーを選ばないといけない(面倒) 高い・溶剤で臭いもする。シンナーも必要 |
水性 | 特徴 | 金属用の水性塗料 |
---|---|---|
メリット | 油性ラッカー・ウレタンと比べても圧倒的な耐候性4~5年
とても塗りやすく、つや消し剤が分離しにくいため艶ムラも出にくい 水=水道水で薄められる(シンナーいらない) 臭いが無い。場所があればどこでも塗れる |
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デメリット | 1度塗ってしまうと、板金塗装に修理に出せなくなる(ラッカーウレタンもそうですが…)
艶が3分艶しかできない。←完全なつや消しではないってとですが、私は大満足のつや消し具合です。 |
それぞれの特徴を書きました。
しっかり確認したい人は→塗料の種類の選び方
こうやってみてもらえばわかると思いますが、私には水性しか選択肢がありませんでした。
実際はカスタムペイントとして溶剤をメインにつかっているのでシンナー、ラッカーがあるので別途用意しなくても塗ることはできるのですが、
それでも水性を選んだのは、簡単に水で調整して塗れるが決め手です。
実際に油性でハケペイントしていないのでなんともいえないですが、水性がお勧めです。
水性といっても
- 塗ってしまえば水に溶けないので、雨に流れることもありません
- 水性と言えば、絵の具イメージするかもしれませんが全く違い強いです
- シンナーでも簡単には落ちません
実際に使った塗料量は?
気になる塗料量ですが
- 軽トラック・軽バン・コンパクトカーの場合→3~4キロ
- ミニバン・ハイエースの場合→4~6キロ
と購入ページに書いていたので参考に私は軽自動車なので4キロ買いました。
実際に4キロ買って、ハケ塗り後どれだけ使ったのかというと
余った画像です。わかりにくいですが40%ぐらい余りました。半分よりは使ったって感じですかね。
といっても車全体塗っているわけじゃなく、天井は塗っていません。そしてなぜかドアの内部塗っています。
ハケペイントするのに必要な道具
- 車にペイントする塗料を買いましょう→タカラ塗料
水性なので専用塗料だけ購入しました。あとは水も
- マスキングテープ類:塗らないところを保護
- ブルーシート:車の下に敷いて、地面が汚れないように
- 新聞紙:タイヤ用に。
- あと塗るのに必要なハケとローラー
ハケはローラーで塗れない、所を先に塗っておきます
ローラーでは広い面を
上のバケツはローラーペイント用でして、網状の板の上をローラーを転がすことで余分な塗料が落ち適量をローラーにつけてペイントすることができます。
少し水で薄めたほうが使いやすいので、缶に直接ローラーなどつけてペイントはしません。
- 足付けのためのペーパー
- あとは脱脂用のシンナーかワックスオフ(シリコンオフ)
今回の作業手順
- まずは車を洗車してゴミなどを取り除く
- 外せるものはできるだけ外す→バンパーなどは外したほうが塗りやすいです
- 足付け#600
- 足付けで出た汚れを落とすために軽く洗車
- 次はマスキング
- 脱脂(シリコンオフ)
- 塗料準備
- 下塗り:ボディでローラーが塗りにくいとこなど先に塗っておく
- ローラーで1回目塗り
- 2回目~場合により3回目
- 最終仕上げ塗り
- マスキング剥がして完成
では本番作業に入っていきましょう
①まず洗車しましょう。
余分なゴミなどを取り除きます。水洗いでも大丈夫ですよ。気になるなら食器用洗剤で洗ってやってください。油汚れも取れる
②バンパーなどを外します
③#600で足付けします:白くぼけて、つやがなくなるまで削っていきます。
艶が残っている=削れていないので、塗料が剥がれる可能性があります
③ペーパーで削った汚れを取るために軽く洗車。タオルぬらして拭くだけでもいいよ。最初に洗車してるしこれから脱脂するしね
④次はマスキングします。塗料が付いて欲しくない場所。
- 窓(マスカーを使って全面)
- ライト類
マスキングが終われば車全体を脱脂します。ウエス(Tシャツとかのボロキレ)にシリコンオフなどをしみこませて
塗装は油分を嫌います。
脱脂まで終わったので塗ります
まずは缶を開けて、塗料が分離しているのでかき混ぜて均一にします
しっかり混ぜたら、ローラー専用バケツに塗料入れて、水を5~10%いれて混ぜます。
このときはかりで計りました。最初なので、この塗料がどんなものかわからなかったので
塗料500Gに水50cc。10:1で様子見ました。この塗装したのは9月半ばです。季節によって、塗りにくいなと思ったら水で調整してやればいいです。
塗装したときはこうやってブログで書くのではなく、いつのも感覚で写真にのこしていた程度ですので作業写真ほとんどありません。後日別で塗っているところなど撮ってここに載せようと思います。
薄めれたら最初に車の面ではない、ローラーで塗りにくいところ
窓枠、ライト周り、ドア中、ドアノブ塗っておきます
1回目の塗り
細かいところをハケで塗ったら、次はローラーで広い面塗っていきます。
1回で塗り終わるものではないので、最初はまだらでも問題ありません。
徐々にむらなく均等に塗れればいいので2回、3回と塗り重ねていくことで綺麗にサンプルのような仕上がりになっていきます。
ハケやローラーに塗料をつけるときは、できるだけ塗料をそぎ落としてから、車に塗っていくようにしてください。専用バケツについているネットの上でローラーをゴロゴロするととりょうがほど良く落ちます
そしてローラーに付いた塗料を伸ばして伸ばして広げていくようにします。
このときまだらでもある程度乾かして、また上から塗りかさねていけばきれいに仕上がっていきます。
別で作業します。撮ります。載せます。
塗り重ねをくりかえして それでも3回ぐらいやれば綺麗に仕上がると思います。
最初にローラーで塗りにくいところをハケで塗った端をうまいことローラーで重ねるとハケ跡も残りません。
バンパーも塗ります。
バンパーは樹脂になるので、この金属水性塗料では剥がれる恐れがあり、専用バインダー(密着剤)があります
そして完成です
といいたいところだったのですが、時間がなくなってしまい、リアゲートはそのままでした。
後日塗りました。始めるのが遅かったのでね
こうやって途中でやめても、またこれならリアガラスとテールランプだけマスキングすれば直ぐ再開できます。
そして完成。秋の紅葉とともに(紅葉でもなかった)
参考に離れた画像だけだったので近くでの肌質はこんな感じ
下からカメラ撮った感じです。少しボコボコ感があると思いますが、カメラから少し離れると上部のようにボコボコ感は感じられません。
補足。
ドア中まで塗ったと書いてましたがあまりお勧めしません。←私の場合
動画にして見ました
今取りましたが思っているよりは、開きました。
ドアのゴム部分がくっつくんですよね。
参考までに