古いミニコンポ本体が壊れても、左右のスピーカーまで捨てる必要はありません。アンプを内蔵していないパッシブスピーカーなら、小型のBluetoothアンプにつなぐことで、スマホの音楽用スピーカーとして再利用できます。

私も数十年前に買ったコンポ本体は処分しましたが、スピーカーだけは「まだ使えるかも」と押し入れに残していました。最終的には小型アンプを追加し、BluetoothとAUXの両方で音を出せるようにしています。

押し入れに保管していたミニコンポの左右スピーカー
本体を処分したあとも残していた左右のスピーカー。画像をクリック/タップすると拡大できます。

ミニコンポのスピーカーは小型アンプで再利用できる

今回使ったのは、手のひらほどの大きさのNobsound NS-01G Proです。左右のパッシブスピーカーをつなぎ、Bluetoothでスマホから音楽を再生できます。AUX入力もあるため、イヤホン端子などから有線接続することもできます。

ミニコンポのスピーカー再利用に使用したNobsound NS-01G Pro小型アンプ
実際にスピーカー再利用へ使った小型Bluetoothアンプ。
先に確認すること
すべての古いスピーカーを同じ方法で使えるわけではありません。購入前に、スピーカー背面の表示、接続線、アンプの対応インピーダンス、電源アダプターの有無を確認します。

アンプを買う前に確認する4点

1.アンプを内蔵していないスピーカーか

今回のように、スピーカーから赤・黒などのスピーカー線が出ていて、元のコンポ本体へつないでいたものはパッシブスピーカーの可能性があります。コンセントや電源アダプターを直接つなぐアクティブスピーカーは構造が違うため、同じ方法でアンプのスピーカー出力へ接続しません。

2.背面のインピーダンスと入力表示

スピーカー背面には、Ω(オーム)とW(ワット)が記載されていることがあります。今回使ったNS-01G Proの取扱説明書では対応インピーダンスは3~8Ω、最大出力は50W+50Wと案内されています。

ミニコンポスピーカー背面のインピーダンスと入力表示
最初にスピーカー背面の仕様表示を確認します。

「片側50Wだから2台で100W」という合計だけでアンプを決めるものではありません。左右それぞれに対するアンプの出力、スピーカーのインピーダンス、使用する電源アダプターを合わせて確認します。不明な場合は、スピーカーとアンプ双方の型番を確認してから選ぶ方が確実です。

3.スピーカー線が傷んでいないか

被覆が破れて銅線が露出していないか、先端がほつれて隣の端子へ触れそうになっていないかを確認します。線が短い場合はスピーカーケーブルを交換または延長できますが、接続部がむき出しにならないようにします。

4.電源アダプターが付属するか

同じアンプ名でも、電源アダプター付きと本体のみの商品があります。本体だけ届いてもすぐには使えないため、販売ページで付属内容を確認してください。最大出力の表記だけでなく、実際の出力は接続する電源にも左右されます。

確認場所 見る内容 今回の使い方
スピーカー パッシブ型、Ω表示、入力表示、配線の状態 左右2台を小型アンプへ接続
アンプ 対応インピーダンス、左右の出力、入力方法 BluetoothとAUXを使用
電源 電源アダプターの付属、対応電圧 付属電源を使用

実際に使った小型Bluetoothアンプ

今回のスピーカーではNS-01G Proを使い、現在もこの構成で再利用できています。販売時期によって付属電源や表記が違う場合があるため、購入前に商品ページの仕様を確認してください。

Nobsound NS-01G Pro 小型Bluetoothアンプ

Nobsound NS-01G Pro 小型Bluetoothアンプ

押し入れに残っていたパッシブスピーカーの再利用に、私が実際に使った小型アンプです。Bluetooth、USB、3.5mm AUX入力に対応します。

※価格・付属品・在庫は販売先で変わります。電源アダプター付きか、本体のみかを必ず確認してください。

スピーカーとアンプのつなぎ方

1.電源を入れずに左右と極性を確認する

アンプの電源を切り、電源アダプターをコンセントへつながない状態で作業します。スピーカーの設置位置に合わせて、左をL、右をRへつなぎます。

Nobsound小型アンプ背面の左右スピーカー端子
アンプ背面のL・Rと、赤(+)・黒(-)を確認します。

2.スピーカー線を端子へ固定する

赤と黒の線を対応する端子へ差し込み、抜けないように固定します。細い銅線が隣の端子や金属部分へ触れるとショートの原因になるため、ほつれをまとめてから締めます。

左右または+/-を間違えると、音が出ない、定位や低音が不自然になることがあります。音が出ても配線が正しいとは限らないため、左右2台を同じ極性でそろえます。

3.入力方法を選んで電源を入れる

付属品は購入時期や商品構成で異なります。私が購入したものには電源コード、3.5mm AUXケーブル、赤白RCAから3.5mmへ変換するケーブル、USBケーブルが入っていました。

Nobsound NS-01G Pro購入時の電源と接続ケーブル
私が購入したときの付属ケーブル。現在の付属内容は販売先で確認してください。

配線を確認したら音量を下げた状態で電源を入れます。最初から大音量にせず、音が正常に出るかを確認しながら少しずつ上げます。

4.Bluetoothでスマホを接続する

スマホのBluetooth設定を開き、接続先から「Nobsound」を選びます。接続できないときはAUXケーブルを抜き、アンプとスマホのBluetoothを入れ直して確認します。

スマホのBluetooth設定に表示されたNobsound
スマホ側に表示された「Nobsound」を選択します。

AUXケーブルを挿すと有線入力、抜くとBluetoothへ切り替わり、私の個体では切り替え時に音声案内が流れます。前面のUSB端子は使っていないため、この記事ではBluetoothとAUXの実使用だけを扱います。

Nobsound NS-01G Pro前面のBluetoothとAUX入力
前面の音量調整、USB、AUX端子。

音が出ない・途切れるときの確認

  • アンプの音量とスマホ側の音量が下がっていないか
  • L・R、赤(+)・黒(-)の配線が正しいか
  • 銅線が端子へ固定され、隣の端子へ触れていないか
  • AUXケーブルが挿さったままでBluetoothへつなごうとしていないか
  • 電源アダプターが商品仕様に合い、接続が緩んでいないか

異常な発熱、焦げたにおい、ノイズ、電源が落ちる症状がある場合は、そのまま使い続けず電源を切ります。スピーカーとアンプの仕様が分からない場合も、無理につながず型番から確認してください。

最終的に棚へ組み込みました

音が出せるようになったあと、スピーカーへ枠を作り、棚の上へ収めました。押し入れで場所を取っていたスピーカーが、普段使えるBluetoothスピーカーへ戻りました。

再利用するミニコンポスピーカーへ取り付けた木製の枠
スピーカーへ枠を追加。
ミニコンポスピーカーを組み込んだ棚
棚の形へ組み立てました。
小型アンプで再利用したミニコンポスピーカーの完成状態
LEDも追加した完成状態。画像をクリック/タップすると元画像を開けます。

まとめ:捨てる前に背面表示を確認する

コンポ本体が壊れていても、パッシブスピーカーが残っていれば、小型アンプで再利用できる場合があります。必要なのは、左右のスピーカー、対応するアンプ、電源、スピーカー線です。

最初に背面のΩ・W表示と配線を確認し、アンプの対応インピーダンスと電源仕様を合わせます。条件が分からないまま「合計ワット数だけ」で選ばず、音量を下げた状態から確認すれば、押し入れに眠っていたスピーカーをもう一度使える可能性があります。