水性と油性を比較しました。どこまで細く線が書けるのか
もくじ
最終的な判断は、におい問題
やっぱりここが重要だと思います。自分の環境に合わせて油性、水性を選んでもらえたらと思います。
結論・私は水性をメインで使う事はないでしょう。
特に今は油性のにおい問題もなく、作業場もあるので水性にする理由もないのでこのまま油性を使っていきます。
記事書いてると余計に思ってきますね。作業中はマスクしていません。(スプレーガン使用には使います)
水性でもクリヤー必要だし、水性はコストがかかるのが大きいですね。使ってみたいのもありますが。
コストの問題も大きいですね。油性塗料缶はエアブラシ用ではなく、自動車塗料で原液で売っているので量が持ちます。
カスタムペイントでスケボーや水筒、スマホ、ヘルメット何でも、色々なものにペイントするってなると、保護のためにクリヤーは絶対必要ですしやっぱり、水性は考えられないですね。
現在水性を使って試し書きしています
水性塗料を使ってレビューするために、購入し現在試し書きで人物画描いております。
書きあがってから、動画編集なりブログにしますのでまだまだ先になりますが、気になる方はお待ちください。
油性を使う理由
最初に始めた時は、絵の具とかもやったりしたのですが、水との割合がなかなか合わせられなく、水っぽくなってしまって絵の具はやめました。
エアブラシカップ内で割るのじゃなく、別で多めに作れば問題ないかもしれませんが、面倒です。
今は水性も使いやすいのがでてきているようですが、使っていないのは水性使用には価格が高くなると思っています。水性塗料、専用薄め液、洗浄用など
水性は大量で売っている物はありません。100ml程度のものがほとんどです。(エアブラシ用)そして1000円以上当たり前にします。大きなものを塗る場合かなりの量が必要になってきます。
スプレーガンを使ってボードにクリアー塗ったり、大きいものに塗装する場合は油性が必要になってきます。
水性のクリアーって缶スプレーしかみたことなかったので調べると、業界初で2017年に開発したとなっています。それぐらい最近のものなのでなじみがないですね。
やっぱり描いたもの、塗装したものってクリヤーで保護するほうがいいし、クリヤー塗ると絵が鮮やかになります。
クリヤー前の画像
表面がガザガザしてますよね?
↓クリヤーあり。磨き前
(厳密に言えば、クリヤー後の磨き前なので表面は綺麗に処理された状態です)
上のクリヤー磨き後が↓の画像になります
コンパウンドとポリッシャー使って磨いています。
クリアー・磨き前のほうがいい場合もありますよ。
つや消しになっていてこの方がいいときもあります。クリアーで保護はできているので、艶があるか、ないかの違いだけです。個人の好みですね。
塗装=溶剤(油性)だったので、そのまま油性をつかっているのもあります。
磨き解説してるのでこちらもどうぞ
エアブラシで使う塗料は1液型ウレタン塗料
エアブラシ専用の塗料が必要というわけではありません。
私はエアブラシで使う塗料は、自動車用のプロタッチ1液型ウレタン塗料です。
エアブラシだけでなく、スプレーガンで塗るときも同じ塗料です。
ウレタン塗料とは
元々は2液塗料が自動車用としては主流で、より簡単に同様の塗装ができるようにと言うコンセプトで開発された自動車用塗料です。
1液型なのでシンナーで希釈(薄める)で簡単に使うことができて、ホームセンターで買えるラッカー系よりハイグレードな塗料って感じです。
1液なので硬化剤の必要がなく、自然硬化しないため使用制限もありません(放置しすぎたらシンナーが揮発して固まってしまう)
ムラが出にくく、ミスとのなじみがいい。そして速乾性。
ロックペイント プロタッチ 1液ウレタン塗料
これで買うと原液なので量が多く、シンナーで希釈するのでかなり使えます。
シンナーとの割合は塗料1:1シンナーで一旦割っておきましょう。
エアブラシで使う場合、特に絵を描く時はかなりシンナー量にシビアになるのでその時々で希釈率は変わります。使いにくい、塗料がでにくい時はシンナーで薄めて使います。
最初に買ったらいい色は?
となったら最初は練習でホワイトとブラックを買いましょう
このリンクは量が違いますが、ホワイトはよく使うので買っていてもいいともいます。100Gがみあたらなかったので220Gになっています。
左から400g→200g→100gの大きさ
100gでも容器は100mlの容器使っているのでシンナーと1:1で割ったとしても2回使えるのでかなり使えます。
容器はホームセンターでも売っているところもあります。上の画像と同じ容器があればベストです。フタが閉めやすいので。
白黒だけでも描けます。混ぜて使っていなく、白と黒のみ
この塗料買えばOKなのですが、シンナーが必要です。薄めるのにも洗浄にも必要になってきます。
このシンナーにも種類があり標準型、遅乾型、速乾型…他にもそれぞれの間に入るような超速乾とか超が付くものがあります。
・遅乾(ちかん)系は乾燥が遅いシンナーなので、夏に使うシンナー
・速乾(そっかん)系は乾燥が早いシンナーなので、冬に使うシンナー
ホワイト塗料は、乾燥が速いために遅乾シンナーを使っています。
洗浄用には洗浄力がより強いラッカー系シンナーを購入しています。
洗浄用ラッカーシンナー #10ラッカーシンナー 16L(一斗缶サイズ)
ラッカーシンナーは比較的量が多くても安いので、おすすめです。洗浄にシンナーケチってしまって中途半端な洗浄で終わってしまうと、あとで掃除が大変なので。
2液で固まってしまうと取り返しが付きません。
超重要!!油性・有機溶剤は危険
これつけたから溶剤にて手を付けても大丈夫!とはいきません。しっかり溶剤がついてしまうと溶ける可能性もあるので、保護程度だと思っておいてください。
クレシア クリーンガード G10 グレーニトリルグローブ 150枚入/箱 S〜Lサイズ
ULTIMATE GRIP スーパーグリップグローブ8MLブラック 50枚入/箱
←マスクには別途専用吸収缶が必要です。
エアブラシで水性を使う
水性は学生のときに使っていた、絵の具、アクリル絵の具、墨汁なんかでもエアブラシで使うことができます。
エアブラシは油性でも水性でも、塗料と言われるものはほとんど使えると思います。口径が基本0.3mmなので適さないものもあるかもしれませんが…
↑これは水性で描いたものです。室内のイベント会場で溶剤は使えなかったので。
こんなのも使ってました。
プラモ用のMr.COLOR
ホームセンターで買えるラッカー塗料
絵を描こうと思ったころ、その当時は何の塗料使っていいかもわからず、これ使ってました。
そのラッカーで描いた絵がこれ
ホームセンターで買えるラッカーに、ホームセンターで売っているラッカーシンナー使っていましたが、乾きが早い印象でニードルの先が詰まりやすかった記憶です。この組み合わせが良くなかったのかそれからラッカーは乾きやすい、詰まりやすいイメージでエアブラシには向かないかなって思っていました。
知り合いのベテランエアブラシペインターさんがラッカーで色んなペイント(プロ本業として)やっていたので、ラッカー塗料でも物によっては問題ないんだという印象でした。
油性(ウレタン塗料)のメリット・デメリット
・乾きが比較的早く、塗り進めていくことができる。(希釈率にもよる)
・洗浄がしやすい。
・最悪エアブラシ内に塗料放置して固まってしまっても、シンナーで溶かして洗浄することができる。
・一番の問題点、におい。強烈なのでエアブラシする場所が重要になります。部屋で使った場合やっている自分は気にならなくても、他の人が来た時は溶剤つかっていなくても置いているだけで嫌な顔する人もいます。
・換気の設備を考えなくてはいけない。
・周囲の環境もかなり考えないといけない。
・自分の家や部屋が問題なくても、エアブラシのミストが飛んで他人の迷惑になる可能性もある
水性のメリット・デメリット
・一番の利点臭いがない。絵の具や墨汁で臭いがムリって人はあんまりいないと思うのですが。
・人がいる近くでやってもにおいの問題がなく、家族にも安心してもらえる。室内イベントなどでも使える。
・換気扇などの設備を整えなくても始める事ができる。
・子供でも安心して始められる。
・固まってしまえば、水で流しても取れない。
・絵の具など、元々水で使っていたものなら問題ありませんが、エアブラシ用に特化した水性塗料なら、専用の薄め液が必要になり、シンナーなどより価格が高い。
・これも使うものによって違いますが、私が使ったものは塗料メーカーからでている水性で(上の絵を描くのにイベントで使ったもの)油性と違いかなり詰まりやすく、繊細なコントロールができなく苦労しました。常にニードルに詰まった塗料を採りながらの作業。
繊細なコントロール→幅1mm以下の線など。
・洗浄せず放置してしまうと、油性のように溶けないので洗浄ができない可能性も…最悪エアブラシつぶれます。繊細な部品なので。