久々のエアブラシを使ったペイント記事です。
今回はヘルメットにドクロを描いて、燃やしていきます。
Real-Flame-Skull
もくじ
最初に完成形はこれ!!
記事最初にある画像を磨き上げて仕上げた完成形でございます。
これは解りやすいと思いますが、ミッチャクロンの缶がくっきり映っています。
これが鏡面仕上げになります。
では最初の工程から解説していきます。
作業工程
- 足付け
- 下地のフレイム。燃やします
- ドクロ描き
- ドクロ燃やし
- クリヤー
- 磨き
ペイントに欠かせない最初の足付け
まずはしっかりと足付けします。
こちらも参考に
今回のヘルメットはゴム部分をマスキングで塗料が付かない方法でペイントしていきます。
ゴムとメットの境目は慎重にマスキングしてください。メットにマスキングが入ってしまうと、当然ながら塗料が付かないので仕上がりが悪くなります。
マスキングが終わったら、しっかりシリコンオフで脱脂(油分、手垢などを取り除く)して次の工程にいきます。
まずは軽く燃やします
ゴーッ!ゴーッ!
すると燃えます
本当に作業開始で燃やします
ホワイトで燃えているように描いて行きます。
炎の書き方も色々ありますが、今回はホワイトから描いていきます。
炎ってあんまり見たことはないかもしれません。
この機会に研究して見てもどうですか。
炎の始まりは固まっていて、上昇するように広がっていく・・・
もっと解りやすくできるように別で説明できるように作ります
まあ炎に正解なんてないので、思いっきりやって見てください。
やらないと何も見えてきません
ホワイトの後はキャンディレッドを吹いて、全体に色を入れます。
エアブラシでペイントしています。
キャンディレッドの入れ方は、ホワイトの上だけじゃなくもっと大きな範囲でペイントしていきます。ベースになっているブラックの上にもどんどん乗せてください。炎が燃えて広がっている感を出すには、大きな範囲でペイントします。
そこから、更に上にホワイトで描き→キャンディレッド→ホワイト→キャンディオレンジ→・・・
などホワイトとキャンディを重ねて深みを出していきます。
炎が描き終わったら、ドクロ描きに
ドクロ描いて行きます
まずはこうしてこうやってと・・・
最初はこんなもんです。ホワイトとブラックで描いて行きます。
これも別で描き方書きます。
ある程度形にできたら、完成形のようにドクロも燃やしていきます。
最初の炎を描いたときと同じような工程で、
ドクロの上にキャンディレッドで色をしっかりのせて、
ドクロごと燃やすように、ホワイトで炎描いていきます
ドクロは空洞なので、それを意識して中を通っているようにしてもいいですね。
ここからも、炎描きと同様に
ホワイト→キャンディレッド→ホワイト→キャンディオレンジorレッド
を繰り返し燃やしていきます
燃えました。
ドクロも燃やし終えたのでクリヤー
全体に絵のペイントは描き終わったので、クリヤー吹いていきます。
今回はスプレーガンで吹いています。
エアブラシで吹くと、塗装の膜圧がスプレーガンより薄くなってしまうので先の工程の磨きでクリヤーを越して絵の部分まで削ってしまう可能性があるのでできればスプレーガンでやりましょう。
エアブラシは口径が小さいのでその分塗料を希釈する=膜圧が薄くなります
1回目のクリヤー後
表面が綺麗に見えますが実際は
かんな感じで表面はプツプツっとゴミが乗っていたり、ツルってといった状態ではありません。
これをここから、鏡面にしていきます。
なのでクリヤーでガザガザになって失敗したと思わずに、磨いて何とかなると思いましょう。
これがエアブラシでやった塗膜が薄いとどうしようもなくなります。
逆にスプレーガンで塗膜厚ければ、何とかなる可能性が高くなります。
ではここから磨きですが・・・
いきなりこの状態からコンパウンドでってわけにはいきません。
まずはブツ(ゴミ)取りと表面を均す、面だしをします。
まずは#1000から削っていきます。これは耐水ペーパーでもサンドペーパーでもどっちでもOKです。
削ると表面がボコボコしているのが良くわかります。
この段差を取って、面だししていきます。
全体を削り面だし完了です。
次は番手を上げて削っていく
次は#1500で全体を(ここからは耐水ペーパー)
更に#2000で
ここまでくると削れているのか解らなくなりますが、耐水ペーパーが白っぽく濁っていれば
削れているってことです。
さてここからはポリッシャーという工具を使って仕上げていきます。
今回使ったのはリョービのダブルアクションのポリッシャーです。
ダブルアクションは回転にあわせて、上下方向にも動く複合な動き方をします。
その分力が分散され、削りすぎの防止になります。
半磨いて半分残してみました
コンパウンド磨いただけでも変わります。ハード1(極細目).赤いほうからです
ハード1で全体を磨き終えました。
これでもブツもとれて表面もフラットになり、だいぶ綺麗になりましたね。
更に次は黄色い仕上げ用(超微粒子)で磨いていきます
磨きあがりました。映り込みがはっきりと解ると思います。
これが最初に出していた
この画像の仕上がりになります。基本はブラックのメットなのでここまでで写ります
逆に解りやすい分、キズが残っていてもわかりやすいってことにもなります。
参考になればうれしいです。