激安エアブラシレビュー~買う価値ありか?買うだけ無駄?動画と共に解説
「安いエアブラシでも本当に使えるのか」「買ってすぐ無駄にならないか」は、初めて選ぶときに気になるところです。
私が2021年に1,980円で購入した低価格エアブラシは、結論からいえば普通に吹けました。練習だけでなく、人物画まで描けています。
ただし、安いエアブラシなら何を買っても同じように使える、という意味ではありません。個体差や部品供給まで考えると、長く使うメイン機よりも、最初のお試し、練習用、メタリック塗料専用、予備として考えるのが合っています。
※1,980円は2021年の購入時価格です。現在は価格、販売商品、付属品が変わっています。
もくじ
1980円エアブラシは使えるのか
私が使ったものについては「使えた」が答えです。最初に動作を確認しただけでなく、その後も実際に描き込みへ使い、低価格エアブラシの性能を試しました。
| 向いている使い方 | 初めて試す・練習する・予備にする メタリックなど色別の専用機にする |
|---|---|
| 慎重に考えたい使い方 | 仕事や長期使用のメイン機にする いつでも同じ部品や使用感を求める |
実際にどこまで描けたか
購入後にさらに使い込み、低価格エアブラシだけで人物画を描きました。線、ぼかし、濃淡の調整まで、実際の描画で確認できます。
ここまで描けたので、「安いから吹けない」「練習にもならない」とは感じませんでした。ただし、結果はエアブラシ本体だけで決まりません。塗料の希釈、空気圧、距離、手の動かし方が合って初めて安定します。
吹き方を整えたい方は、エアブラシの空気圧の合わせ方とエアブラシの練習用紙と練習方法も参考にしてください。
最初に使った感想
購入直後の動画では、開封して形や動作を確認し、実際に塗料を吹いています。初めて触った時点でも、塗料を入れて吹くという基本動作には問題ありませんでした。
一方で、届いた1本が使えたことと、同じ価格帯の商品すべてが同じ品質であることは別です。低価格帯では、ニードルやノズルの状態、パッキン、塗料カップ、ボタンの動きなどに個体差が出る可能性があります。
メーカー品HP-CSと比べて感じた違い
使えるかどうかだけなら低価格品でも十分でした。しかし、長く使うことまで考えるとメーカー品には別の安心があります。
この比較動画を公開した当時は、アネスト岩田のHP-CSを実際にメインで使っていました。部品を入手しやすいこと、同じ機種を買い直しやすいこと、使い慣れた感覚を保ちやすいことは、低価格品との大きな違いです。
その後、アネスト岩田製品の価格が上がったため、現在は価格と性能のバランスを考えてエアテックスをメインにしています。岩田の製品が悪いから替えたのではなく、今の価格で買い足すなら、私にはエアテックスのほうがコストパフォーマンスがよいと判断したためです。
激安エアブラシのよかった点
- 始める費用を抑えられる:エアブラシが自分に合うかを試しやすい。
- 練習に使いやすい:汚れや失敗を怖がりすぎず、分解や掃除も経験できる。
- 色別の専用機にできる:粒子が残りやすいメタリック塗料用など、用途を分けやすい。
- 予備を持ちやすい:メイン機を洗浄中のときや、不調時の確認にも使える。
安いエアブラシを「メーカー品の代わり」とだけ考えず、専用機や予備として使うと価値を出しやすいです。
使い続けて不安に感じる点
一番気になったのは、交換部品と同じ商品の入手性です。低価格品は商品名や販売ページが変わりやすく、数年後に同じニードル、ノズル、パッキンを探せるとは限りません。
また、見た目が同じでも細部の寸法やねじが同じとは限らないため、別商品の部品を見た目だけで流用するのは避けたほうが安全です。安く直せない場合は、本体を買い直すことになります。
塗料が詰まった、ボタンが重いといった不調は、安いから故障とは限りません。まずはエアブラシを全部ばらして洗浄・組み立てる手順で、塗料の固着や部品の状態を確認できます。
激安エアブラシが向いている人・向かない人
向いている人
- まずは少ない費用でエアブラシを体験したい
- 練習用や予備の1本が欲しい
- メタリックや特定色の専用機を用意したい
- 掃除や調整も含めて自分で試せる
向かない人
- 最初から仕事や作品制作のメイン機として長く使いたい
- 不調時にすぐ純正部品を取り寄せたい
- 複数本で同じ操作感や品質をそろえたい
- 調整に時間をかけず、安定性を優先したい
買う前に確認したいこと
- ダブルアクションか:ボタンを押して空気、後ろへ引いて塗料量を調整するタイプか確認する。
- ノズル口径:迷った場合、0.3mm前後は練習から塗装まで使いやすい。
- 塗料カップの方式:少量から使いやすい重力式か確認する。
- 接続ねじとホース:手持ちのコンプレッサーへつながるか、変換ねじが必要か確認する。
- セット内容:商品名に「キット」とあっても、コンプレッサーが含まれない商品がある。
- 交換部品:ニードル、ノズル、パッキンを後から入手できるか確認する。

低価格ダブルアクション重力式エアブラシ(0.3mm前後の同型品)
私が2021年に購入した商品と現在の販売品は同一と確認できないため、同型品を案内しています。価格、口径、付属品、接続ねじ、交換部品を販売ページで確認してください。コンプレッサーは別売です。
※上記にはアフィリエイトリンクが含まれます。購入時は販売ページの仕様と在庫をご確認ください。
本気で続ける段階になったら
低価格品で始めて「もっと細かく描きたい」「修理しながら長く使いたい」と感じたら、そこでメーカー品へ移る考え方で十分です。最初から高価な1本を買わなくても、使ってみることで自分に必要な性能が分かります。
私自身も低価格品やアネスト岩田のHP-CSを使ったうえで、現在はコストパフォーマンスを考えてエアテックスをメインにしています。次の1本を選ぶ段階になった方は、私が本気で始めたい人へ勧めているエアテックスのエアブラシをご覧ください。
エアブラシだけでなくコンプレッサーまで含めて比較したい方は、私が長年使ってきたエアブラシとコンプレッサーも参考にしてください。
まとめ:安いから無駄ではない。目的を決めて買う
私が1,980円で買ったエアブラシは、実際に吹けて、人物画まで描けました。そのため、安いだけで「買う価値がない」とは思いません。
一方で、品質のばらつき、交換部品、同じ商品の買い直しやすさはメーカー品に及びません。初めてのお試し、練習、色別の専用機、予備として目的を決めると、低価格エアブラシは十分に役立ちます。
エアブラシは本体だけでなく、塗料と洗浄方法でも使いやすさが変わります。何を入れてよいか迷ったときは、エアブラシ用塗料の選び方もあわせて確認してください。
