車のリアからゴトゴト音|ワゴンRで確認した3か所と最終原因
車の後ろから「コツコツ」「ゴトゴト」と音がすると、荷物が動いているだけなのか、足まわりの不調なのか判断しにくいものです。
私のワゴンR MC22Sでは、マフラーの吊りゴム、リアショック、スプリング上部のゴムを確認しました。どれも傷みや不足があり、直すたびに変化はありましたが、最後まで残った音の原因は、車高を戻したあとも付いていた社外ラテラルロッドと足まわりの位置関係でした。
- 不具合のある部品を見つけても、それが異音の主原因とは限りません。
- 私の車では3か所を直したあとも音が残り、プロに見てもらって原因へたどり着きました。
- 調整後は約450km走ってもゴトゴト音が再発しませんでした。
これは私の車での結果です。同じ音でも原因は車両によって違います。

もくじ
実際に車のリアから聞こえたゴトゴト音
スマホを後部へ固定して録音した音です。小さな段差でも、工具箱の中で何かが動くような音がしていました。
録音時はエアサスから純正サスへ戻しており、車高もほぼ純正です。ダウンサスや極端なローダウン状態で出ていた音ではありません。車高を下げている車では部品の干渉や足まわりの組み合わせが原因になる場合もありますが、今回の音は純正車高へ戻したあとに発生していました。
先に確認したいことと、安全について
録音前に、荷室の工具やジャッキなど降ろせる物はすべて車外へ降ろしました。スペアタイヤやシートベルト金具など、残る物も動いて音が出ていないことを確認しています。荷物がぶつかる音ではない状態にしてから録音しました。
同じような異音を確認するときも、まず降ろせる物をすべて降ろすと、車内の物音と車体側から出る音を切り分けやすくなります。そのうえで「段差だけ」「曲がるとき」「加速・減速時」「長く走ったあと」など、音が出る条件を確かめます。
足まわりやマフラーの下側を確認する作業には危険があります。車載のパンタグラフジャッキだけで支えた車の下へ入らないでください。平らで硬い場所を選び、輪止めと車体に合う支持具を使用し、正しい支持位置は車両の説明書や整備工場で確認します。

AP 2.0TON 超低床ガレージジャッキ GJ143
車体を持ち上げるためのフロアジャッキです。能力2tでも、すべての2t車に使えるという意味ではありません。車両重量、最低位・最高位、受け皿の形状、車両の指定ジャッキポイントへ合うかを購入前に確認してください。持ち上げた車体をジャッキだけで保持せず、下のリジットラックと組み合わせます。
AP 2PC 低床リジットラック 3tピン ゴム付
ジャッキアップ後に車体を保持するための支持具です。購入前に耐荷重、高さ、受け形状、車両の指定支持位置へ合うかを確認してください。これを使っても、知識のない状態で車体下へ入る作業を勧めるものではありません。
私が確認した3か所
1.切れていたマフラーの吊りゴムを交換
最初に疑ったのはマフラーです。停車してマフラーが十分に冷えてから手で軽く動かすと大きく揺れ、吊りゴムの一部が切れていました。

交換すると、停車中にマフラーを揺らしたときのガタつきは減りました。しかし、走行中のゴトゴト音は残りました。傷んだ部品を直して変化があっても、原因を一つに決めつけないことが大切だと分かります。
2.戻らなくなっていたリアショックを交換
次に確認したリアショックは、以前エアサスにしていたときの短いタイプでした。外した部品は縮めても戻らず、片側は動かない状態でした。

ショック自体に問題はありましたが、交換後も異音は完全には消えませんでした。今回は中古部品を使ったため、状態や適合の不確かさも残ります。足まわりの部品は、車台番号や型式だけでなく、年式・グレード・現在の車高や組み合わせまで確認して選ぶ必要があります。
3.入っていなかったスプリング上部のゴムを戻す
さらに確認すると、リアスプリング上部のゴムが入っていませんでした。これを戻すと左右へ振ったときの音は小さくなり、近所を走った範囲では直ったように感じました。

ところが、後日の長距離走行ではゴトゴト音が再び出ました。短い試走だけでは直ったと判断できなかったということです。
最終原因は社外ラテラルロッドと足まわりの位置関係
自分だけでは分からなくなり、車に詳しい人へ見てもらいました。そこで指摘されたのが、車高を下げていた時期から残っていた調整式の社外ラテラルロッドです。
車高はほぼ純正へ戻しているのに、ショック、スプリング、ラテラルロッドの組み合わせが合っておらず、左右のタイヤ位置にもずれが出ていました。ラテラルロッドを現在の車高に合わせて調整すると音は消え、その後約450km走っても再発しませんでした。
ショック交換中に起きたトラブル
古いショックを無理に外したとき、ゴムと金属の筒が車体側へ残り、通常の工具では外せなくなりました。私は当時、狭いホイールハウス内でグラインダーを使って削りましたが、火花、切断片、燃えやすい部品、ブレーキや配線への損傷など、重大な危険がある作業です。

今回の経験で分かったこと
傷んだ部品と、異音の主原因が同じとは限りません。今回は吊りゴム、ショック、スプリング上部のゴムにそれぞれ問題があり、直すたびに音は変化しました。それでも、最後まで残ったゴトゴト音の原因は別にありました。
過去の仕様変更も含め、足まわり全体の組み合わせを見る必要があります。車高だけを純正へ戻しても、以前のローダウンやエアサスで使った部品が残っていれば、現在のスプリング、ショック、ラテラルロッドと合わない場合があります。
交換を繰り返して分からなくなったら、そこで第三者に見てもらう。今回も、自分では3か所まで確認して直ったと思い込みましたが、プロの視点が入ったことで最終原因へたどり着けました。
同じようなゴトゴト音が出ている人は、まず車内の荷物を確認し、音が出る条件と車の変更履歴を整理してください。見える範囲で異常があっても、交換作業や車体下の点検に不安がある場合は、無理をせず整備工場へその記録を伝える方が早く原因へ近づけます。
