動画作成いたしました。動画でも参考になればと思います。
エアブラシのメンテナンス&掃除の仕方を説明していきます。
このメンテナンスでは、私がメインで使っている→イワタエアーブラシHP-CSとエアテックスXP-825 を使って説明していきます。そのほか多機種と違うところはその都度説明加えていきます。
もくじ
エアブラシメンテナンスに必要な道具
左から、マスキング・・・特にいらないかな・・・
- ラジオペンチ:組み合わせてるパーツが硬いときに使うので手で回れば使わなくても大丈夫です
- つまようじ:細いもので押し出すところがあるので、できるのもなら他の細いのもでも大丈夫です
- めんぼう:掃除にあれば便利
- 精密ドライバー:(マイナス先端2㍉~3㍉。3㍉の方がはまりやすい)エアブラシ内の汚れやすい部分分解に必要
- ピンセット:2箇所同時に回して外すところがあるので。
- モンキーレンチ:先端のメインを外すのに使います。100均でも可能
- 筆:掃除用。ナイロン製が使いやすい。100均でも可能
あればいいのでなくてもOK。
- エアテックスさんからでているエアブラシ洗浄用ブラシ
- 使用しなくなったニードル。これはつまようじの変わりに使います。なければつまようじでも問題ありません。
ではエアブラシをばらしていきましょう
まずエアブラシの後方部分から
- キャップを外します
- ニードルを取るために、ニードルキャップを外して、ニードルを抜きます。先端曲がらないように気をつけて。曲がるとエアブラシで綺麗なミストがでません
- 次にスプリングケースを外します
上記画像を参考に
この状態で、押しボタンも外せるので外しましょう。
今までの外し終えるとこのような状態になります。
スプリングケースの中にはそのままスプリング(ばね)が入っています。
次に先端部分
先端部分をモンキーレンチで外します。手でも回るときもありますが元にもどす場合レンチできゅっと締めたほうがいいです。エア漏れの可能性があるので。
多機種ではこの状態のものが多いです
この場合は、ラジオペンチ使って外してください。手でほとんど取れると思います。
外すとこのような状態になり、ノズルが本体から簡単には外せません。といっても専用の工具で外せます。ノズルも外すとレッドパテをつけて組みなおさないとエア漏れの原因にもなるので最初のうちは外さないほうがいいと思います。
もとに戻ります。レンチで外すと
イワタエアーブラシHP-CSは
ドロップインノズル構造になってましてこのような状態から、ノズルごと外せます。
交換するときも、このまま交換することもできるし、ノズルだけの交換もできます。このエアブラシ本体側に塗料カスが残りやすいのでHP-CSは掃除がしやすい特徴があります。
外した先端もばらして掃除できます。硬い場合はラジペン使いましょう
エアテックスXP-825 の先端構造は
下のパーツがエアテックスXP-825です。少し形状が違いますがメンテナンスする分では特に気にする必要はありません。
後方、前方ばらし終わり、あとはエアブラシ本体に残っているパーツを外します。
エアブラシ本体に残ったパーツ。塗料カスが付きやすい
後方から見ています。エアブラシ丁度真ん中あたりに
このようなネジが入っているのでこれを外します。
後方から精密ドライバー(先端3㍉)をいれて、ネジの引っ掛かりを探します。左に回しながらネジに食い込むところをさがして、外します。
エアーの通り道(ここは飛ばしても大丈夫)
全ばらしなので書いていきますが、頻繁にメンテしなくても問題ありません。
ここを外します
2つの穴を押えて回すため、私はピンセットでこのようにまわします。
中にばねが入っているので先にバラした画像確認してから、外してください。
中身はこんな状態です。もとに戻す時にも必要なので覚えておいてくださいね。よく方向間違ったので
ここまでのものをばらした画像
これでエアブラシ全ばらしです。ばらせたのでパーツパーツ掃除して綺麗にしましょう
全部ばらせたのできれいに掃除
全てばらし終えたので、1つずつ綺麗に掃除していきます。
後方部分から
筆を使ったり
中はめんぼうで綺麗にしていきます。
先端が汚れていますね。
この状態だと綺麗に塗料が出ません。パターンが丸でがなくいびつな形になってしまいます。
ゴムパーツが付いていない部品は、シンナーにつけて塗料を溶かしやすくするようにして掃除しても問題ありません。
どんどん筆などを使って綺麗にしていきましょう。
エアブラシ本体内も汚れが残っています。もう一丁エアブラシがあるならそのエアブラシにシンナーを入れて後方から吹き付けてやりましょう。これでも洗浄ができます。
エアテックス ソフトクリーニングブラシ ACB-S エアーブラシアクセサリー
こういったブラシで洗浄もできます。
中にシンナー入れながら、後方からこの ブラシを使って掃除すると見にくいけど、前方のウエスに塗料カスが結構出た。思っていたよりも・・・
エアテックス ソフトクリーニングブラシ ACB-S エアーブラシアクセサリー
エアブラシを元に組み直そう
ばらしたパーツが綺麗にできたら元にもどしていきましょう。
先端を元にもどして。まず先端をする理由は、ニードル先端を曲げてしまわないため。ニードルが止まるところを先に組み立てとくってことですね。ばらした逆で組み立てたら、問題ありません。
軽くレンチで締めておきましょう。エア漏れ防ぐために
このエアブラシ内部のパーツにはグリスアップしておきます。ほんの少しつけたら大丈夫です。
エアテックス グリス 10g GR エアーブラシアクセサリー
元にもどすために中に入れるには、使えなくなったニードルでもどしてもいいですし、
外した時と同じように精密ドライバーでもできます。
この内部パーツもどすときは、ドライバーで締め付けないようにしてください。締めすぎるとニードルが通らなくなります。もしそうなった場合は、この工程まで戻らなければならない=ほとんどバラさないといけないので軽く閉めてください。
プッシュボタンにもグリス塗ってあげましょう。これを塗っておかないと、最悪ボタンが戻らなくなって、エアーが出っ放しになってしまうことがあります。
先にちょんとグリス容器につけて少しつければ問題ありません。
次にこのパーツ。戻す時には、この状態で中に入れましょう。そうしないと入らないことがあります。
先ほどのパーツにスプリングつけて、カバーで閉めていきます。
そしてニードルを戻し、ニードル止ネジで固定して、最後のキャップをつけて組み付け完成です。
もう一度、ばらした状態の画像乗せておきますので、わからなくなったら是非参考にしてください
エアブラシの↓部分もばらした
ときの組み付け方です。
このスプリングの位置が短いほうにつけるのか、長いほうにつけるのか良く迷いました。
あとは締めるときは外すより、スプリングの返りがあるので部品飛ばしたりしましたね。
ここは頻繁に掃除しなくてもいいので、エアブラシ作業になれて、ばらして掃除も慣れてからでも全く問題ないですよ。
まとめ
こまかくエアブラシを全部ばらしてメンテナンスを書いてきましたが、お役に立てるとうれしく思います。
ばらして掃除することで、エアブラシが使いやすくなると思います。
思っていたより汚れや塗料カスが残っていたりもするので、何か調子が悪いと感じたら、メンテシテ上げることをお勧めします。
リンク
エアーバルブの最初に入れるエアーバルブガイドの外し方が分からなくて外し方教えていただけますか?
はっきりどの部分の事をおっしゃってるのかよくわかりませんが、1つ説明飛んでたところがあったので、それの事と思って説明すると
空気穴の上からニードル逆で押して外します。